Easter Holidays

Vernal Equinox Day (春分の日) である3月21日以降
最初の満月の後の日曜日が
Easter Sunday (キリスト復活日)
その前の金曜日が
Good Friday (聖金曜日)
翌日の月曜日が
Easter Monday (復活祭の月曜日)
教会暦の movable feast (移動祝祭日) であるため
3月22日から4月25日の間で毎年変わる。
・2001年 Good Friday 4月13日 Easter Sunday 4月15日 Easter Monday 4月16日
・2002年 Good Friday 3月29日 Easter Sunday 3月31日 Easter Monday 4月 1日
・2003年 Good Friday 4月18日 Easter Sunday 4月20日 Easter Monday 4月21日
キリスト教信者は Easter Sunday に礼拝を行い、家族でお祝いをします。
人々は古い慣習に従い、固ゆで卵に色づけをしたり
子供たちにカゴにはいったお菓子を配ったりします。

そもそも Easter (復活祭) とは...
キリストが十字架にかけられ、3日目に蘇り弟子たちの前に姿を現された出来事...
つまり
復活 を祝うキリスト教の最も重要な祭日で、春の自然の蘇りを祝う日でもあります。
325年に行われた教会会議で 移動祝祭日 となるように決められたようです。
これはキリストの復活がユダヤ教の Passover (=過越し) のお祭りの直後であった
という聖書の記述から計算したものだそうです。
Passover はエジプトの奴隷であったヘブライ人が自由になったことを祝う祭りで
モーゼの先導でエジプトから脱出した前夜に、死の天使がすべての家の第一子を殺すのですが
門柱に羊の血を塗ったユダヤ人の家は通り過ぎたことからこの名が付いたそうです。
この祭りの間は、特別なご馳走を食べる習慣があるようですが
パンを膨らませる時間も無いほど急いでエジプトを出発した先祖を偲んで
イーストなしの膨らんでいないパンを食べるのが有名だと聞きました。

Easter の語源は...
神話の春の女神エアストレ
Eastre や
朝日の女神イーアスター
Eostre の名から付いたとされています。
両女神の祭日は春分の日に定められ、春をむかえる祭りが行われていましたが
キリスト教と融合して、復活祭になったと考えられているそうです。
イースター前の40日間は、
Lent (四旬節) という断食と祈りの期間で
第一日目は
Ash Wednesday と呼ばれています。
前日の火曜日は
Pancake Day(パンケーキの日)で
その名の通り、パンケーキを食べる日となっているようです。
これは翌日からイースターまでの約40日間、クリスチャンが
断食に入るまえの準備として美味しいものを食べるという意味があるのだそうです。
最後の一週間は
Holy Week (聖週間) と呼ばれ
その週の金曜日である Good Friday の朝食には
Hot Cross Buns を食べる習慣があります。
Easter Cake と
残念ながら十字飾りが取れてしまった Hot Cross Buns
Hot Cross Buns なんて、日本では馴染みの薄い名前のパンですが
キリストが十字架に架けられたことを思い出すための習慣として
ふっくらした十字飾りのついたパンを食べるのだそうです。

キリスト受難の日を Good Friday と呼ぶのは...
キリストの受難によって世界が救われたので
世界や我々にとっては Good な日となったから...とか
もともとは God's Friday だったのがなまったらしい...等など
色々な説があるようです。
この日には、実際にイエスの苦しみを経験しようというイベントが行われるところもあるようです。
そう言えば、我が家が2001年4月にワシントンDC旅行中には、街中で
重い十字架を背負いヨロヨロとパレード中の一団に出会ったことがありました。

イースターに卵が使われるのは...
卵がかえる→生命を生み出す→誕生→縁起が良いとされているからのようです。
卵は生命の種を宿す物として、復活の象徴とされたのでしょうね。
起源は...
生卵が貴重だった時代の古代エジプト、ペルシャ、ギリシャ、ローマ等の人々が
春祭りのために卵を染め、復活祭に卵を交換したり、この時季だけ食べたという習慣や
およそ2000年前のウクライナの人々が、色塗りされた卵には
復活や永遠の命という特別な力があると信じていたことなどにあるといわれています。
この習慣と伝統がアメリカに伝わり、
Easter egg (=飾り卵) が
春の到来を象徴するプレゼントとして贈られるようになったのだそうです。
昔の恋人たちは、ちょうど現在のヴァレンタインのような感じで
卵を彩色したり、エッチングをしたりして、互いに交換していたそうです。
このEaster egg は Pysanky と呼ばれる
ウクライナの伝統工芸品です
今日でも、友達同士で交換したり、大切な人にあげたりするときには
永遠の友情や愛を意味し、食べるためにあげるのではないようです。
そしてその鮮やかな色にも、春の歓びなどの意味が込められているのだそうです。

このイースターの卵は...
Easter bunny (ウサギ) が運んでくるものとされています。
バニーというのはウサギを表す子供言葉で 「うさちゃん♪」 という雰囲気です。

ウサギは多産で繁殖力があるので生命の繁栄のシンボルと言われ
この祭日には聖なるものとされて、キャラクターとしても定着しています。
この時期は野うさぎが元気に走り回る時期でもあり
春をつげる風物としてもウサギはふさわしいものなのでしょうね。
Easter Bunny には様々な説があるようですが
ドイツの昔話に...
「昔々ある地方にお婆さんが住んでいました。
お婆さんは毎年のイースターに、近所の子供たちにお菓子を配っていました。
ある年のこと、綺麗に色付けした卵を庭に隠して、それを子供たちが見つける
ゲームをしていた最中に、目の前を野ウサギがピョンピョン飛び跳ねて行きました。
それを見た子供たちは、このウサギが卵を配っているのだと思い込んでしまいました。」
...という 「お話」 があるのだそうで
これが
Easter egg hunt (卵狩り) と Easter Bunny (ウサギ) を結びつけて
ドイツ系移民の人々によってアメリカに広められていったとも言われています。
そしてヨーロッパの伝説では、野ウサギは目を閉じることがないと言われたらしく
夜中も眠らずに動物を見張っていてくれる 月の象徴 とされていたのが
毎年、春分後の満月にやってくるイースターと深い関係をもつようになったようです。

Easter Monday (復活祭の月曜日) には...
あちこちで
egg roll (卵ころがし) が開催されます。
これは固ゆで卵を斜面にころがす競技で、優勝ルールは地域によっても違いがあり
最も遠くまでころがした人だったり、最も多くの卵が割れずに残った人や
あるいは2本の杭の間をうまく通した人だったりと、様々な規定があるようです。
ホワイトハウスの庭では Easter egg hunt と呼ばれる
卵探しゲームが、合衆国大統領により毎年開かれています。
昔は本物のゆで卵にきれいに色をぬって使ったようですが
今では卵形のプラスチック容器入りチョコレートやキャンディーが使われていると聞きました。
写真は Aurora での egg hunt です
どちらも子供たちにとっては楽しい大イベントとなっているようです。

この日、街では...
イースター・パレードが行われます。
ニューヨーク5番街のパレードは有名で、テレビや新聞でも報道されます。
トロントでも...
イースター恒例のパレードが Queen Street で行われます。
2時間程のパレードを見るために、沿道には何万人もの人が詰め掛けるのだそうです。

キリスト教信者には非常に意味深い日であるにもかかわらず
現在では宗教的な意味合いよりも、家族が集まって一緒に過ごす
ことの方が大きな役割となっているのだそうです。
それに伴って、今の若者たちは祝日の意味を知らない人も多くなったのだとか?
復活祭はその他の祝日と同様に、どんどん商業化されてしまって
バニーやエッグ、チョコレートやキャンディーに焦点が当てられています。
でも、この時季になるとテレビでは毎年必ず 「ベンハー」 を放送します。
そして私も、イースターという祝日を知ってからは
ただの映画として日本で見ていた頃よりも、ほんの少しだけ
興味深い見方が出来るようになったような気もしています。
この春をつげるお祭りは、カナダの長い長い冬の終わりを知らせてくれ
私にとっては、日本のお花見シーズンに感じるウキウキした気分を思い起こさせてくれる
嬉しい、そして楽しい連休でもありました♪
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